西晋
西晋(せいしん)265年~316年。中国の統一王朝司馬炎によって建てられた。司馬炎は290年に死去し、皇太子の司馬衷が後を継ぐ。また、この皇太子は愚か者で知られた人物で父・司馬炎からも太子にはふさわしくないのではないかと思われていた。即位した恵帝は政治を放り出し、実権は賈充の娘が握った。また、政治においては前代の魏によって作られた九品官人法が、司馬懿によって中央へ大きく人事権がかかるよう改められ、さらに晋になって血統が重要視されるようになり、貴族制度が形成され始める。この傾向は東晋になって更に顕著になり、六朝貴族政治へと繋がるのである。西晋では老荘思想が流行して、竹林の七賢と呼ばれる人物たちがいた。しかしこの7人がグループを作っていたわけではなく、この七賢たちのエピソードは宋期に纏められた『世説新語』に数多く載っている。また戦乱の時代の中で仏教が飛躍的にその勢力を伸ばした。