正史

正史(せいし)とは歴史書のことで、本当のことを書いたものを言う。陳寿の歴史書は撰者の陳寿が魏から皇位を禅譲されて成立した晋に仕える人物であったことから、魏が後漢を継承した正統王朝であり、正統な皇帝が支配する王朝は魏のみであったとする立場で書いたものが『正史』に値するであろう。内容は非常に簡素で物語のように事件ごとに書かれておらず人物ごとに出来事を記述している。『魏書・呉書・蜀書』の3つから成り立っている。この正史の中に、社会の教科書に出てきた『魏志倭人伝』はこの中に書かれていて、卑弥呼が魏に対して使節団を送った出来事や日本の情報などが書かれている。一般的に理解されている『三国志』は『三国演義』の方であろう。アニメ化や映像化されているのは物語化された『演義』が多いため、自然に広まってしまったのだろう。しかし、本当の『三国志』を知りたいのならば『正史』を読んでおいた方が良いだろう。